石フェス!2020
石をテーマにしたアートイベント。2015年よりスタートし今年で5度目の開催!
石フェス!2020 開催!!
石フェス!2020 - 雨垂れ石を穿つ -
テーマ:石をテーマにした作品のグループ展
岩瀬ゆか・大野詩央里・開藤菜々子・木葉絢子・佐々木響子・八太栄里・原康浩・山田愛・山本恵・渡部真由美...and more!!
グッズ:池田はち・月刊愛石・「ISHIMO」他
会期:2020年9月4日(金)-9月15日(火)
時間:平日15:00-19:00 土日祝13:00-19:00 水木休み
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石をテーマにしたあとイベント石フェス!2020を開催します。
2015年にスタートし、今回6度目の開催となります。第二回目以降3店舗以上のギャラリーと同時開催を繰り返し、5年で計10店舗、200名以上の作家様に出展していただきました。
5年目を一つの区切りにし、形を変えて開催を検討していたところにコロナウィルスが襲いかかりました。開催を悩みましたが今回は原点回帰としてアトリエ三月のみでの開催。シンプルに石をテーマにした作品の展示がメインとなります。
サブタイトルとして「雨垂れ石を穿つ」とは見た通り「石」を含んだ日本のことわざ。
小さな努力でも根気強く続けていれば成功する意です。
成功という形を望んでいる訳ではありませんが、石を巡る想像力が人々の想像力をより豊かにし、この世界がより良い世界になりますよう。
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石フェスについて
石フェスは「石」をテーマにした公募展と 「石」そのもののコレクション展です。2015年にアトリエ三月の企画公募展としてはじまりました。
公募展は石にまつわる作品を様々なジャンルの作家たちが出品し、平面・立体・写真とバリエーション豊かな展示になりました。
石のコレクションではアトリエ三月にゆかりのある石の愛好家たちが集めた石を展示しました。珍しい石、何かに似ている石、不思議な石、存在感のある石。個性豊かな石が並びました。
来場者や作家たちが石を通じてコミュニケーションをとることができればという思いから、展示会場の一部に100~200の石ころを置き、自由に石積みをしたり並べたりすることのできるスペースも設けました。老若男女問わず、たくさんの方が石とのふれあいや石を通じての他者とのふれあいを楽しんでいかれました。
企画者自身、数年前から地方へ行った折に石を拾うことをはじめました。ひとつには愛読書のつげ義春作品の影響もありましたが、拾い続けるうちにそのおぼろげな行為がなんらかの力を持っているように感じ始めたのです。
無数にある石ころの中から拾い上げたひとつの石に思いを馳せる、石はどこからやってきたのか、自分はなぜその石を見出したのか。それは海辺でぼんやりと波間を眺めているときに心の中に去来するような、都会にいるとつい忘れがちになる時間の流れや感覚です。
子どもの頃、私たちの想像力はもっと無限大でした。いつかしそれは薄れていく。だけど、ほんの少しのことで思い出すことができるのです。たとえば、石を眺めることで。たとえ小さくても、存在感のある石というものは私たちにそうした感覚を呼び覚ましてくれるのです。
美術やアートと言われるとなにやら難解で、なじみのない方には無縁と思われることでしょう。でも、ただの「石」ならどうでしょう?誰しも一度は手に取ったことがあるはずです。石の表面をぼんやりと見つめたり、川面へ投げて遊んだりしたことがあるでしょう。
初年度に石フェスの噂を聞きつけてやって来た少女がいました。なんと彼女は小瓶一杯につまった色とりどりのキレイな石を持ってきてくれたのです。小瓶を差し出し「家族で旅行に行ったときに集めるんだ」と誇らしげに見せてくれました。必ずしも役に立つものではないかもしれません。でも彼女にとってそれは自慢の石たちで、いろんな思いが詰まった宝なのです。
小さな何かに思いを馳せ、思いを込めること。それは美術に携わる者は勿論、ふだんの生活をすこし違った角度から捉え、彩り鮮やかに感じるために不可欠なことなのではないでしょうか。
ただの石ころ一つに思いを馳せる想像力をもつことがひいてはこの世界をより豊かにする一助になる。そんな願いから今年も石フェスを開催します。
石フェス!実行委員長 原康浩
530-0015
大阪市北区中崎西4-2-9
アトリエ三月
平日 15:00-19:00
土日祝 13:00-19:00
水木定休
09098740415(ハラ)
www.sangatsu.net
sangatsu@y-harahara.net